ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

映画終わった

今日の一句   特大のマロンケーキに妻特心  浮浪雀

 今日の3択。選択肢のうちの一つが透かさず。残りの一つの選択肢と問題が思い出せない。仕事に行く山手線の中で思い出していたのを思い出した。回答者のアナウンサーは、出産していない方の新井さん。一つは急かす、だ。すると問題は、すかさずの元の意味は何か?ということになる。というように問題の核心は思い出せずに周りの事情から記憶を辿っていくことになる。常にもどかしい。

 六本木の地方巡業。準備も随分と前からやって、同業者の協力も得て心配することは何もないのに、やるまでがどうなるか不安。やってみると楽勝。楽勝すぎて、プログラムの一つを忘れて終わりにしたら、あれはやらないんですか、と先方の先生からツッコミが入る。あっ、そうだった、とお客さんにお願いしてもとの場所に戻ってやってもらった。

 午前午後と2公演やって、うまく行ったので気をよくしてともかく時間的に都合のいい映画を見ることにする。たけし原作のアナログをやっている。もう初めから面白くない。二宮くんがいけない。VIVANTでそうだったが、下手に器用。波留さんはいいが、この作りはTVドラマ。伴奏の定番で興醒め。ここはやはり無音で撮る所だろ、環境音はしっかり入れて。とか注文が多い。

 劇場で見るには劇場がもったいない。リリーフランキーが普通にいい仕事している。原作は読んでいないが、設定だけ知っている。時間と場所だけを決めてそれ以外はわからない男女の待ち合わせ。木曜日にpianoという喫茶店で。女は携帯を持っていない。だから連絡できない。これってカウセリングと同じ構造。なので、この会合が特殊な意味を生じてくはずなのだ。それが画面の描写に出てこないといけない。それを期待したがそういうことはなかった。

 あの夏静かな海、と同じ気分でTV用の純愛悲恋モノをやっていた。最近日本のTVドラマをネットフリックスで見るようになって向井くんとかいうラブコメに波留がでていて、こちらの方が良かった印象。波留の姉役の板谷由夏、母親の高橋恵子、この辺の出番が多ければもう少し楽しめたかなとは思う。★3つ。見終わった後の六本木の街が壮絶にきれい。視覚が切り立った陶然とするあの感じがよみがっていた。久しぶりだ。映画はこれがあるからやめられない。映画でなくてもいいが、当面の日常刺激を避けてあることに没頭したあとの街の様子、目に映るモノ。これさえあれば何もいらない、って感じ。ある種の離人感だがつらいことは何もない。宮沢賢治のデクノボウが空をみてはあはあしている。ルクレジオの見えている世界。

 帰宅してお疲れで轟沈。また夜中に起きる。