ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

雪合戦

季節

 今日の一句  雪合戦うなる耳元石つぶて 浮浪雀

 今日の三択。由来が天体に関係する言葉は? ロマンス・インフルエンザ・ぼけ 周期的に起こることが共通点、とのことだが、これも納得感が薄い連想だ。

 成績処理で忘れていたフォーマットを思い出したので、出勤日ではないが、学校へ行く。そのフォーマットに入力する元の表は学校にあるパソコンに入っている。そのパソコンでないと、成績処理のサーバーに入れない。エクセルの表をコピペすればいいので、楽勝だと思っていた。1時間もすれば終わる。

 始めて見るといくつか難題が持ち上がった。自分のmacから学校のwindowsへUSBでの移行が効かない。フォーマットはexFATという形式にしたので、どちらも読むはずなんだが。あれこれ試みたが拉致があかないので、データを読んで手入力する。次の操作は、手入力したエクセルの表が自動的に出力する値を、都のサーバーにあげる。これは同じパソコン内での作業なので、コピペが効く。チェックしてみると、手計算ではあり得ない値が出ている。どこがおかしいかわからない。困ったときの再起動で戻してみる。いくつか値を入力して確認してみる。大丈夫のようだ。

 ところが再起動かけたので、読み上げ入力した値が飛んでいた。ブログを書いて閉じたら記載が消えていた時と同じだ。バックアップはとっていない。この移行はパソコンの画面でやっているので画面に出た表の部分を鉛筆で押さえて、つぶやきながら入力する。数値入力はキーボード上段の一列である。私の右目は加齢黄斑変性で細かい字は左目だけで判読している。右目からはその部分がひずんでゆがんだ画像信号が行っている。左目からは正常な信号が行っているので、この不調和を合わせるために(多分)脳がはたらいているはずだ。一文字間違えると後は全部だめになるので、慎重にやる。

 これでコピペすればいいはずなんだが コピペした時にエクセルの表は目で見える値ではなく、そのセルに入っている関数がコピペされている。表が違うので、関数の参照する表の値が違ってくる。見た目をそのまま入力する方法があるなはずなんだが、すぐに思い出せない。ググるのも面倒なので、またしても目で確認して手入力を行わないいけない。

 そしてできた表の、そのエクセルの部分をコピペして、サーバの表に張り込む。そこで登録ボタンを押さないと反映されない。それを忘れる。できた表を入力前のデータを照合してみると合わない。ここではエクセルの表が画面上で重なっていて、どちらかをクリックすることで表入力が移行する。このクリックする部分を間違えると、入力した値が全部飛んで始めから入れ直さないといけない。だからある程度入力したら、登録を押して安全策をとる。

 ところでコピペする時、前の表と買い込む表の形式が違う。160行4列の数字を写すわけだが、列ごとに分かれて入れないといけない。さらに留学した生徒は在籍扱いなので、名簿にあるが評価は出ていない。この部分は手作業で別枠にして入力しないといけない。欠席オーバーの者は計算上評価が出ても、空欄を入力する。例外者は手作業で対応する。そんな細かな作業をやっていたら食事の時間はとっくに過ぎた。結局10時半に出勤して、15時までパソコンと格闘していた。作業内容は単なるデータ入力であるが、まるで安心感のない、自分でやったことが間違っているかどうかよくわからないおぼろげな作業となった。パソコンは間違えないので、これはあつかう人間のヒューマンエラーの部分である。早くこういう作業はすべてAIでやって結果だけ点検させてもらいたいものだ。

 私は情報科の免許も取って、パソコン作業は普通の人よりできるはずなんだが、そう思っている部分がまるでうまくいかないので気持ちの上でけっこうへこむ。ある種の苦行になっている。老齢にむち打ちシジフォスの神話をやっているのか。この学校は生徒がいいから、と言われてやってきた。確かに対応に困難を感じる生徒はいない。みな礼儀正しく、聞き分けのいい人ばかりである。明るく楽しそうだ。病人を相手にしているよりストレスはまったく感じない。しかし、パソコンの成績処理という難敵が待ち構えているとは思わなかった。この屈託のない生徒たちのその明るさが苦行を強いられる私にとっては新たな疎ましさの元となって迫ってくるのだった。

 池袋周りで帰る。動画編集をやる余力はなく、一休み。

 明日の予習をやって寝る。明日は早い。