ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

フレーム(温室のこと)

閑話休題

 今日の一句  初恋に破れて温しフレームの中 浮浪雀

  今日の三択。喫茶店のモーニングセットはどんな客用だったか? 商談客・新聞記者・ぼけ 紡績工場のそばの喫茶店がモーニングの始まりだった。とか。

 今日から仕事なのに、昨日は3時半まで映画を見てしまった。1時間ほどでやめようとかと思っていたが、予想外に面白かったので、最後まで見た。フェイブルマンズ。スピルバーグの自伝的作品と言われているが、自伝を借りたアメリカ文化の話と受け取れる。最後にジョンフォードが出てくる。この強烈な監督を演じたのがデビット・リンチだったので驚いた。

 初めに模型の機関車の衝突を映画で撮ると何度でも見られるし、電車も壊れない、というエピソードがある。このときの8mmの映像が、機関車を衝突させたシーンと同じでここにこの映画の性格が表れている。機関車が走っている。線路上に障害物の車がある。迫ってくる機関車を前から撮る。衝突!脱線する機関車。横倒しの車。角度を変え、カットバックで効果的につないである。母親にプレゼントされた8mm撮影機でこのシーンが再現される。しかし一台のカメラでこの撮影角度の違う衝突シーンが連続してとれるはずがない。しかもこれは始めて手にしたカメラなのだ。撮影に工夫したシーンはない。つまりは、この映画は事実ではない。事実なら初めての8mmでこのシーンはとれない。しかし8mmでも映画の特質(現実でないことを、あたかも現実のように体験である)をここでよく表している。つまりこの映画は、自伝の名を借りて映画の性格とある時期のアメリカ文化を確認する作品なのだ。

 この映画と現実の関係は高校時代の最後のエピソードにより鮮明な形で繰り返される。主人公をいじめた学園のマッチョヒーローと主人公が、彼の作った映画を通じて和解(お互いの違いを確認しての苦い)するシーンである。ここでも映画は現実ではないが、現実以上に人の心を揺さぶるものとして捉えられている。こういう関係を映画を使って表すスピルバーグの手腕はやはり手練れの印象だ。そのあとで最後にデビットリンチ(!)のジョンフォードと主人公がハりウッドで接近遭遇するわけである。★4つ。

 だから3時間しか寝ていないが、それでも本格的仕事始めのキッズ業務。メール連絡。来年度の利用希望者集計。その結果報告。金曜日の算数ゼミの教材作り。様子見。今日の帰りはシンガポールの電車事情と羽田飛行場の航空機発着事情の解説だった。

 帰宅後疲れ果てて、島寿司をたらふく食べてしまう。でもそれほど体重は増えなかった。轟沈、12時前に起きる。

 年賀状。土日が休みなので今日配達された。元生徒1・知人友人4。

ことしの合計は、元生徒17・親戚5・知人友人25・営業3の50となる。年賀状は60枚購入して、13枚余っているら47通だした。来た50枚から営業3枚を引けば47でドンピシャだ。来年は50枚購入しよう。