今日の一句 夏迎う観測史上初めての 浮浪雀
昨日書けなかった土曜日のbe、悩みのるつぼ。相談者は60代男性。真面目一筋に生きてた。妻も娘のいる。それがコンビニの店員に恋をした。相手はおばさんである。 連絡も取り合っている。会話をしてつまらない冗談を言って相手が笑ってくれるとなんとも嬉しい。つれなくされると深酒をして荒れる。どうしたらいいのか。回答者は美輪明宏大先生。それは、今のままがいい。深酒などしないで、昭和の日本の名画を見なさい、と言って小津安二郎他の映画を紹介している。さすがである。新聞の人生相談は、相談相手に答えるふりをして、一般読者に満足を与えるのが仕事。日本名画を紹介するのに相談を使って、それが同時に相談者に対する回答になっているところが芸です。
今日は2件、用事がある。そのために外出する前に2つ分用意をしないといけない。まずhekomin氏宅へ行ってiphoneのデータ移行、ベッド周りの電源コードの整理、玄関の車椅子スロープの測定。そのためのノートパソコン、その他の用意。その後、同窓会と称したパーティ。女優Mからはお祝い金を渡すよう言われている。その用意をしながら3つ目の案件が発生。
財布がない。現金は2万円少しだが金融機関のキャッシュカードが3枚。身分証明の運転免許返却証、そのほか各種会員カード。個人情報満載の貴重品である。最近はモバイルフォンで会計を済ませているので、現金を使う機会がほとんどない。どこでこの財布を使ったか思い出してみると、4日前の弁当屋で1000円札を出してお釣りをもらった、その時レジ前でこの財布を出した。それ以降いくつか買い物をしたが、みなカード払いで財布は使っていない。
これが対処すべき最大の案件である。しかしまず約束の2件を片付けなければならない。
午前の案件のデータ移行は半分だけ終わる。ベッド周りもなんとかなった。
午後の案件も、通帳は自宅にあるのでこれを使って必要な金額は用意できた。
最大案件、件（くだん）の弁当屋は日曜休みなので、連絡先だけ調べて明日以降の勝負になる。カードの使用停止依頼と警察への届けでは、弁当屋の確認の後で行う。そうしないと見つかった場合に、復活作業が大変面倒となる。ここまでくれば妻に秘密にしておくわけにはいかない。おそるおそる言ってみると、まあ当然、まったくう、と罵詈雑言はあるわけだが、私の盲点をついてきた。映画を見た時、会員カードを使ったんじゃない？そのカードは財布に入っていたんじゃない？と指摘された。
そうだ。現金を使った時、とばかり思っていたが、金曜の夜、財宝探しの映画を見た時確かに使った。すると4日前じゃなく2日前だ。しかもまだ営業している。さっそく電話すると、映画を見た時のシート番号など聞かれたあと、少々お待ちください、と言われた。該当物件は保管してあるとの返答だった。
翌日取りに行くことを連絡して、最大案件が片付いた。そのあと電話があり、80分。介護ヘルパーさんから苦情が出た。という。私がしたことが不用ばかりは本人のためになっていない、勝手に入ってきて余分なことをしないでほしい、という内容の報告だった。心証を害したらしいのだ。これは、いろいろ問題をふくでいる事態だな、と思った。継続事案だね。
ま、しかし最大案件が決着したのでソファー寝して起きたらそのまま朝だった。
