初刷り

                     恒例

今日の一句 初刷りの話題エンタメスポーツばかりなり 浮浪雀

 朝はいつも通り5時半頃起きる。TVをつけたら昨日の続きをやっていた。BSのプラネットアース、植物の地球を見ていたのだった。砂漠の植物編だった。サボテンの幹に住むカッコーとか。元旦初めに白湯を飲んで今年はこの路線で行くか、とか考えた。そうだお犬様に朝ご飯をあげなくては。

 朝ご飯をあげて、しばらく和んで本宅に帰還。こんどは自分のご飯。昨年度の記録を見て、朝からお雑煮を食べるのをやめて、朝食はいつも通りヨーグルト納豆ご飯にする。それから年賀状を見る。親戚3ー元生徒10ー知人友人12ー営業3 で計28。LINEやネット関係は、5+5+3で計13。グループラインの投稿数である。あとこのサイトつながりで2。年賀状の中に今年も、勝手ながら来園よりやめます、というのが一通あった。なんだろね、もう煩わしくなってくるのか。でも年賀状やめてもいいことはない。この面倒なことが生きるということなのだ。とか偉そうに。

 それからお犬様の散歩がてら、近所の井の頭弁財天にお参りに行く。歩いて30分ほどの距離にある。今回はおばあさん犬となったリリ子をお犬様カーに乗せて言う。じいさん犬ギル男はすさまじい張り切りようである。参拝の行列は入り口の外にまでおよび、結構犬を連れてきている人が多い。私の前に並んだ夫婦はあまりの行列に変えるかどうかでもめている。結局ここまできたんだから、と参拝することになった。ここは井の頭池の端にあり、弁財天は女性の神様なのでこの池でボートに乗るカップルは女神様が嫉妬して別れさせる、という都市伝説がある。

 ここのおみくじを引く。第三十六番末吉

先損後有益 さきにそんしてのちにえきあり はじめ あしくとも のちには よきことあるべし

如月之剥蝕 つきのしょくをはぐがごとし  月しよくのしだいにおわりてのち もとのまんげつになるがごとし

玉兎待重生 ぎょくとじゅうせいをまつ  ぎよくととは 月の名 じょうせいとは まんげつになることをいうなり

光華当満屋 こうかまさにおくにみつし ふたたび満月となりて光りかがやき 家にみつべしとなり

▼このみくじにあたる人は、物つきて又始まるかたちなれば願望は遂に成就するも急ぐは却ってよろしからず、そろそろ物事をしてよし

▼待人おそし程過ぎて来るべし

▼失物出がたし後いづることあるべし

▼あらそいごと急に勝がたし、ゆるゆるしてよし

▼望ごと成就す急ぐべからず

▼うりかい共によくよく念入れるべし

▼こんれい旅立よろずよし

▼えんだん早くとりきめてよし

▼職は本人の気任せたるべし

▼先祖のまつり怠たるな

▼子に仕合せあり大切に育つべし 

じっと我慢の子なるぞ、そのうちよきこと満月のように降り注ぐであろう、というお告げ。

 

帰りはリリ子も歩いて帰宅。お犬様ミルクをあげて別邸ペットハウスより撤収。

 こんどは正月のお雑煮を食べる。祝い箸に数え年の風の年齢を書く。数え年風というのは、今年になる年齢を書くこと。数え年の数え方は、生まれたとき1歳、次の正月が来るともう一つ増える、というもの。生まれたときは0歳とするのが現在の数え方なので、それと新年が来ると年を数える「数え年」の言い方を合わせたものだから。新年が来ると全員年を取るので、共同体の考え方だ。個人の誕生日はないので、元旦はみんなの誕生日なのだ。私の父が正月はそうしていたので、それをなんとなく引き継いでいる。私が75で妻が70となる。昨年遅れにあった姉は今日93歳になるはず(正月に誕生の届けを出した)だが、みんなはそう言うけど、私は70代のつもりなの。と言った。名言である。私も50代のつもりなのだ。それ私の昭和の年齢感に合っている。今の私のもうろくぶりは昭和では50代の感じなのだ。

 食後は当然昼寝となる。TVはほとんど見ない。TVのことが話題になっているネットニュースは流し見している。3時半すぎになって地元の神社に行く。こちらは神道の神社である。こちらも入り口の外の道路まで行列になっている。40分ほど並んだ。社務所は5時になったら閉まる、というのでお札2枚破魔矢1本購入。お札は1枚1,000円破魔矢は1本1,500円。これは3年前は1,000円だったはずでコロナ明けに値上がりしている。販売員の巫女さんは女子高生のバイトである。萌える。ついでにおみくじを引く。

第二十五番 中吉

花は皆 ちりて あとなき こずゑには みのらん 秋のたゞ 待たれけり 用心して時の到るを待つべし初めは心配事たえざれど後に到れば何事も望み通り叶ふ様になり幸福引つゞいて来たるべし 信心怠りなく心を正しくすべし

●願事 春より秋がよし思ひ立つこと月末

●待人 おそけれど来る

●失物 程すぎていづべし

●旅行 十分ならず急ぐな

●商法 さわげば損あり

●学業 正しく勉強すべし

●方向 西北の間万よし

●争事 手間取りむづかし

●同居 得がたし人に頼め

●転居 早くよろし

●お産 初め身体にさわりあり

●病気 次第に軽くなる

●縁談 後に至り思ひがけず叶ふ気長く思へ

 ということで井の頭弁財天と示し合わせたように同じお告げであった。

 日没すると急に暗くなり北風が冷たく寒くなってきたので、来年は日の出ているうちに来ようと思った。