ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

アーケード

今日の一句   パチンコ屋夏も終わりのアーケード   浮浪雀

 今日の三択。パイナップルの語源は? 松ぼっくり・パイン生地・ぼけ これは知ってた。というか英語そのまま。

 スパムメールのように怒涛の攻撃で毎夏来る、予備校主催の研修講座。高校教員向けである。令和7年からいよいよ新課程の共通テストが始まる。業界としては金儲けの算段に余念がない。共通テストの実務トップから高校大学の名物先生、そしてもちろん予備校主力講師がこの話題についてお話し申し上げる、という企画。もちろん対面とその中継のzoom視聴。費用はない。予備校通学はもちろん模試や共通テストデーターセンター利用の勧誘も含めて現役教員は金蔓である。私も現役の頃はベネッセ主催とかこの手の研修にはよく行った。たまに顔見知りに出会ったりして、5月1日の昭和のメーデーとおなじようなイベントだった。

 最初の講義は共通テストの概観。受験生は卒業生の割合のほぼ5割弱。利用している大学数は9割を超える。ここには推薦とAOも含む。非常に荒っぽくまとめると、大学受験生の半分は一般入試、残り半分が推薦とAO。推薦はAOの約2倍。国立は一般メインで私立は推薦・AOが多い。共通テストを受ける割合が半分を超える高校は進学校と言える。このデータはネットにはあまり乗っていない。といった共通テストの基礎基本が学べました。これがほぼ1時間。

 阿佐ヶ谷のNPO事務所に行く。都の税務署から通知が来た、と連絡があったので見に行く。入り口をいつも通り過ぎてしまうんだが、今回はすぐにわかった。封書を確認すると対応しなくていい案件だった。5分もいないで帰る。所用1時間と少し。帰りに吉祥寺で肉まん2個。これが今日の昼食。

 いよいよ休み明けの授業の準備にかかる。まず生物基礎。問題集をデータにしてipadに入れる。これだと拡大が効くのでわかりやすい。解説のQRコードがあったのでiphoneで開いてみると東大生のスタートアップ企業が問題集の会社と連携していて、解説の動画(といっても板書を読むだけの味気ないもの)が見られた。ここで特筆すべきは、解説を読み上げる声が、萌え声なのだった。いやアニメによくある声優さんの声ではなく、大学院生女子の早口で硬い口調の読み方で滑舌に注意を払うあまり舌足らずになる一歩手前でかろうじてとどまっている。いかにも勉強できる女子声で私には刺さる。理3の子なのか?道草して、この会社の代表をエゴサーチして、いろいろ面白かった。

 それがすんで、次は物理基礎。これも課題プリントを作る。以前の教材をコピーして1回分のプリントに仕上げる。そんなことをやってあきたらnetflix。

 からかい上手の高木さん。主人公の設定は中学生、多分中2。思春期全開男子のニシカタと万能少女高木さんの交友をえがくラブコメ。ラブもコメも淡く薄い。以前一度数話見てやめたのだが、夏休みにつきもう少し見てみた。呼び方に示されているように圧倒的に高木さんが優位で西方がちょっかいだされておもちゃになっている。昭和頭の私はほほえましいとはみられない。ニシカタの妄想ぶりはよくわかるが、それを手のひらに上で転がしている高木さんに魅力を感じない。ラム・あたるのように対等関係ならまだわかる。額の広い高木さんは胸もなく知的女子の代表でなんでニシカタが好きなのかよくわからない。サブキャラの3人組の軽いギャグネタはまあみられる。ちびまる子の思春期版と思える、スキップとローファーや、ホリミヤなんかのほうが私の好みだということがわかった。

 夜9時過ぎにお犬様のお迎えが来て、私の夏休みも例年どおり終わるのである。