ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

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今日の一句 雪行きてシン軍あたりの土煙 浮浪雀

 やっと昨日のbeを読むことができた。回答者は美輪明宏大先生。相談者は姉の誤解を解きたい女性。パートナーの女性の看病をするために母親の葬式を不義理にした。それを姉が責めている。どうしたらいいか。美輪明宏、それは我が身に引き比べてもよくわかる。昔は家の人などに言えなかった。自分は仕事柄公言してきたけれど、そうでなければどんなに苦しんだか。しかし共に不条理な父親の虐待に耐えてきた姉妹である。理解してもらえる様に話してみたらどうだろう。なかなか情理をつくした説得だった。

 しかしbeで刮目するのは山田洋次のエッセーで、父親の病床で聞いた言葉が泣かせる。父親は自分は親に面倒を見てもらって大学まで出させてもらったが、自分の子供にはそういうことができなかった。だからバイトをしながら山田洋次が大学を苦労して卒業しているのはつらかった、というのである。韓流ドラマみたいだった。

 昨日の巡業公演のまとめを作る。あとは生徒のコメントと講師の感想を書くところまでやった。

 新宿に映画を見にいく。東西を結ぶ通路ができてから新宿は全く変わってしまった。小田急デパートも工事中だし。いつもいく京王デパートの7階の食堂街で釜飯を食べようと思ったら、メニューが変わっていた。いわゆるお膳定食で金額も2,000円と上がっている。シンプルな鶏釜飯はやっていない。五目とかカニとか値段が高めの設定である。ふざけた話だ。もうこない。

 西口地下の中2階の食堂街も無くなっている。仕方なくサブナードを行くと人影が少なくなって、日曜でこの人通りだと営業できるのか、と思う。端の方へ行くと頃合いの蕎麦屋があり、こちらはもりそば(せいろと言わないところが庶民的で好感が持てる)と牛丼のセットが1150円。入り口近くに機械の石臼で蕎麦粉を挽いていて味も悪くない。いつまでやっているか不明だがこんどはここへこよう。

 紀伊國屋の地下は入り口近辺のカレー屋だけが営業していてあとは統一した白いシャッターが降りている通路になっていた。ピカデリーの前にアニメ屋はファミマになっていた。しばらくこないうちにもう今浦島である。

 かがみの孤城、評判の映画であるが★4つ。いじめの描写はリアルでアニメだから表現できるものだと思った。実写版だと嘘くさくなる。思春期ファンタジーで全盛期の大林宣彦のアニメ版という感じもする。声の出演も声優さんより俳優を使っている。辻褄合わせはなっとくいかないところもあるが、そういう映画ではない。一貫してガチで制作した姿勢は立派だと思った。

 三鷹で帰ってきたら雨が激しくなった。