曝書

工事中

 今日の一句 読みかけの曝書しまわず墓の中 浮浪雀

 土曜日はbe。50代女性。30年お世話になった美容室。近くに新しい美容室ができて、そこへ行った知人は若々しくなっている。私も行ってみようと思うが、長年世話になった美容室に後ろめたい思いを抱いている。どう気持ちの整理をつけたらいいのか。回答者、アメリカ在住の元タレント野沢直子。話を聞いてくれたのは仕事だからで、義理に思う必要はありません。新しいところへ行って若返りましょう。もしうまくいかなければまた行けばいいのです。相手は悪く思ったりしません。からっと明るい答え。ところで回答者は誰がいなくなったのだ、元祖お一人様の上野千鶴子先生か。野沢直子も出世したもんだ。

 今日は学校説明会担当。育休スタッフがいないので代わりに出ること2回目。4週間ぶり。何も準備しないで、その場で思いついたこと言えばいい。さらっとすませて、あとは現地でご案内。こちらは人たらしの切り絵師がうまくやってくれる。終わリの会があるだろうと、職員室で所在なくしていたら、最後の相談が終わりました、と声がする。すると職員室にいた先生方がそれぞれなんの合図もないのに廊下へ出て行く。私もつられて出て行くと皆、申し合わせたように会場の講堂に向かっている。片付けに行くのだ。行事の片付けは手の空いた人全員でやる。それもなんの打ち合わせもなく、自然とそういう流れになっている。私は妙に懐かしかった。この職場に始めてきたのが2005だからもう20年前になる。

 始めてこの職場に来た時、なんの案内も打ち合わせもなくほうっておかれた。それで私は周りの人が何をしているか見てそれに合わせることにした。その時も、行事の片付けはこの方法だった。私立学校は初めからその理念ややり方に合っている人を採用するので、大きな方針でもめることがない。綿密詳細な打ち合わせもしない。これは公立学校とまるで違っていた。公立学校は意見の違うことが前提だから、共通理解を持つ、とかいって打ち合わせは散々やった。自分のやることがわかればそとそれをやるだけで、他の人がやることはどうでもいい。

56歳で初めて私立学校につとめだしたときは、行動原理が違うので戸惑った。その時のことを思い出した。

 とんでんで幟に出ている幕の内弁当を食べようと思ったが、レジ前に行列ができている。あきらめて松屋でうな丼コンボ。ウナギと牛丼のハーフ&ハーフで邪道である。まあ腹がくちくなればいいのだ。

 あとは期末テストの作問。windowsでないと検索機能が使えないので、いちいち問題のファイルを開いての確認作業が必要。それが面倒なので、問題を印刷していたら大部の資料になってしまった。iMacのwordが反応悪く使えない。資料は全部ここにはいっている。仕方がないので、macbookairに必要なファイルをエアドロで飛ばして、この小さな画面でやる。

 途中轟沈して明け方までやったが、できあがらなかった。息抜きで更新されたアニメなど見ているから作業が遅れる。この記録もつけないで寝た。