ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

白粉花

下校

今日の一句   白粉花は今年も信号今黄色  浮浪雀

 今日は早く出たが、バスにに乗ってからiphoneを忘れたことに気がついた。なくても代わりの手段はいくらでもある。だが時間に余裕がある。一停留所分進んで、降りた。歩いて戻る。

同じ道で通勤するのも癪なので、吉祥寺から出勤。乗ったところがいつも通りじゃないので、降りた場所も変で、乗り換えの様子がまるで違った。転生ものだね。

 出がけに郵便物が2つあると思って、ポストに2つ入れる自分を描いていた。ところがバッグを蹴ると郵便物は一つで残りの一つがなんだか思い出せない。毎朝の3択問題を思いだすよりわからない。確か今日ポストしなくても時間的余裕は十分あるとそれだけは覚えていた。もやもやしたままお茶の水で降りて、いつもは渡らない道路の向こうにポストがある。その時思い出した。もう一度鞄を探すとあった。蔦屋のビデオパック。渋谷の蔦屋は店じまいなので、最後のレンタルである。中身は、ギャングスターNO1と電車男舞台版の2枚。

 ところで電車男の元のスレッドはリンク先にないが、当時このサイトはなくなるなとおもって、ダウンロードしたのがこのパソコン内に残っていた。総集編で中の人がまとめたやつだ。リンク先も全て確かHTMLのソースをコピーして復元したのだと思う。新潮社版の本より省略もなく、原本通りだ。こういうことは時々やっていて、村上春樹がネットの質問に答えた全問答とか。これも毎回コピーして取っておいた。もちろん上下巻の書物になるわけだが、とうぜん編集されている。早稲田の村上春樹の文学館に行くと、あるのかどうか。

 今日は3コマ実験。なんとかこなす。パワポの原稿をメールでもらったが、iphoneなのでパワポが開かない。ipadがあればエアドロで送ってできるのだが。不十分ながらPDFの拡大で凌いだ。レポートを採点する。今日も長引いて結局3時50分になった。家計簿の回収に来たがいなかったで電話して5時半には帰れる、と知らせる。

 職場のレターケースにベネッセ・駿台模試が入っていた。3年・卒業生用である。こんど2年生の模試でそれをやるらしい。なんで配るのか専任に先生に聞いてみると、子どもが質問に来た時に教えてあげる時の資料用らしい。じゃ。解けないとまずいかな、と思ってもって帰ってきた。タダでくれるんだからこんないことはない。ネットであさるとこうした教育観関係は学校関係者しか入手できないものがあるので、結構高値がついている。

 4題あって、4題目しかできなかった。私が現役で教材として扱っていたのはもう20年前だ。中身が随分と変わっていて、細かなトピックを問題に仕上げている。DNA関連の作問が多い。こういう問題は教科書にない生物を持ってきて、見たことがない、と脅かしておいて、実は教科書の基礎事項を聞いている、というものがある。だが今回は調べてると、トピック自体私の知らない知識だった。図説にも出ていないものあった。抑制シナプスから出る神経伝達物質はγーアミノ酪酸(GABA)なんて知らない。神経伝達物質なら、ノルアドレナリンとアセチルコリンが代表で最近は幸せホルモンのセロトニンぐらいしか知らない。あるいはmRNAが逆転写してDNAを作るレトロウィルス関連の問題で、できるDNAがcDNAでこの合成機序を述べよ、みたいな問題がある。これはさすがに図説に出ていたが、質問にこられても今のままじゃとても対応できない。君はどう思う?とか聞いてこの辺を調べるといいかもとかいうことはできる。それでお茶を濁すしかあるまい、と思ってみるが、今の職場では多分、正解はなんですか!と聞いてくるに違いない。たぶんそのレベルだ。

 久しぶりに予備校の先生が書いた面白おかしく説明しているやつをみてみるか。この歳になって、初めからやりなおすんだ、などということは少しも思わず、できる対応はしてみよう、という路線で行く。