八十八夜

悲報 まりっぺ閉店

今日の一句 八十八夜近づく夏に暑さよけ 浮浪雀

今日は年に一度の聖地巡礼の日。
もう5時に起きてはあはあしている。
片思いの恋人に会いに行くみたいだ。

7時45分に出て、三鷹ー早稲田。
もうあれこれ変わっている。
早稲田駅を降りて鶴巻南公園方面行くと
寺がやけにでしゃばっている。
道路の反対側にあった、ハンコ屋、ラーメン屋、そんなものは跡形もない。
鶴牧南公園に降りる階段の右側はなんと3階建てのビルが立っている。
公園内にだ。ここは喫煙所にあったところだ。公園の敷地内に保育園が立っている。

しかし公園を出て緩やかにカーブする道路辺りは変わっていない。
そして、道の向こうに特徴的な三角屋根が私の聖地山吹高校である。
あの屋根を見ながら出勤すれば誇らしい気持ちで一杯になった。

相談室に行って出勤のハンコ押して挨拶。
俳句のもっちーが受付をやっている。
65なので今年で終わりだという。
この方はさるNHKで俳句教室をやっているお方である。
そんな人も首になるのか?と聞くと「なるのよ」と即答。
1600字の小論文を書かなくてはいけないし、65と60なら60を取るわよねえ、と
受験前から諦め気味なのだ。もう見過ぎよすぎの勤めは嫌になっているに違いない。

今年も大体育館で私の聖地小体育館は暗闇の中でひっそりと静まっていた。
この仕事は見学して最後に講評としょうして挨拶すれば終わる。
ペイはそれで2時間分でるのだ。すばらしい。

始まる前に校長と25年前に確執のあった女教師がやってきた。
校長さんは今年の3月で定年退職となったはずだが、再任用で校長を続投している。
その校長がかってしったる以前の教員を読んだのだ。
大体育館の入り口で3人で同窓会のような会話をしてしまった。

午前中の挨拶としてOBの活躍ぶりを紹介する、として
zombieタロットのTazn氏やこの前ラノベ文庫応募に大2時選考までパスしたT氏、
はては私のyoutubeの宣伝までしてしまった。昔の生徒さんにあてて書いたコンテンツ。昭和の話を平成に書いて令和にyoutubeにしている、という3代期である。
なんだかウケがそれほどでもないので、私の片思いはあえなく失恋しそう。
片思いなので失恋するわけはない。つれなくされたのがつらいのだ。

2年前中華丼を買ったまりっぺが閉店。解体工事をしていた。おやじさんも年なったか。仕方がないので、早稲田大学を攻めた。学生食堂で鶏だしうま塩ラーメン。★4つ。スープだけが良くてチキンナゲットみたいな鶏肉とかでチャーシューがない。これでラーメンと言えるのか。

時間が待っているので、村上春樹舘を冷やかしに行くと、当日入場の人が並んでいた。諦めて地下のカフェに置く。ドリップコーヒーを頼むと5分程度お時間がかかります。という言われる。それでいい、と返事したが実際は15分待った。だからといって特別美味かったわけではない。接客もマニュアル接客でよろしくない。

午後の部も講評をたのまれる。今度は、今やった演習はどんな意味があるのかと現在に合わせた話をした。さすがに午前中よりよく聞いている。相手に合った話をする基本を忘れちゃいけない。私の恋心などどうでもいいのだ。20年前の卒業生の動向など無関係。その事がよく分かった。

相対性理論。私の時計はとてもゆっくり動いているらしい。それは私が死に向かって高速で進んでいるからだ。外の世界はとても早く動いている。20年前、30年前は私にとってついさっきだが、相手は存在していない昔なのだ。浦島太郎の気持ちがよくわかる。かといってあっという間に白髪のおじいさんになるわけにはいいかない。

午後は終わってから相談室に行って、今のアンケート用紙を見る。全部で200枚近くある。いつもは多くて30枚、一番多い時で130枚程度だが、こちらは200枚である。とてもここで入力できる量ではない。そこで全体の6割ほどざっと見て傾向はわかった。これもまとめの時に記入する。

3時過ぎ来た道を撤収。