ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

さくら散る

新勤務先前

今日の一句 もうさくら散る毎年のことながら 浮浪雀

 

今日の林先生
あんぱんシリーズの続き
あんぱんは和魂洋才の○○○○
七つ道具

別邸を片付ける。
今日は資源ごみを出す日なので、
段ボール、本などビニール紐でまとめて出す。

中学校で打ち合わせ。
予想した通り、私の採用面接をした副校長は異動していなかった。
ついでに校長も変わった。この2人が新人。まず初めに挨拶に行こうとすると
この2人が相談していて出てこない。

仕方がないので、隣の職員室に行くと
全教員が立ち上がってLANの配線をして自分のパソコンを設定してるところだった。
座席も変わったらしく大変な騒ぎである。副校長の座席に座っている人に
新しく講師できたイシマですが、というとこの人は副校長席の端にあった箱の中から
私の名札をくれた。

玄関入り口の下足箱の一番下の一番端に私の名前が貼ってあり、紙で作った桜の花が貼ってあった。新人にはこの桜が貼ってあるらしく、全部で10個ほどあった。ずいぶん異動の多い学校だな。

ごった返している職員室に呆然と立っていると、先ほどの名札をくれた人が、そこに立って作業をしている人に、この人が新しい講師の人です。と紹介した。相手は作業の手を休めて、自分の名前を言った。するとその隣の人が私は理科の〇〇です、という。雑然とした職員室で通りすがりの立ち話風にマスク姿で挨拶しあっても誰だかまったくわからない。

予告された打ち合せ開始の時間まで10分ほどあるので、こちらでお待ちください、と職員室の向かいの部屋に案内された。ここは机の上に生徒に配布する印刷物が束ねて、これまた雑然と置いてある部屋だった。

その部屋の端の方に座っている老人がいる。どうも私と同じ立場の人らしい。私はその人の向かいにあるパイプ椅子を広げてとりあえず座ったが、どうも落ち着かず部屋にある印刷部を点検しようと立ち上がった。するとこの人が、私は国語なんですが、と自己紹介を始めた。

都立高校を8つほど経験した人で、国語の講師だと言った。いろいろ話ししたいらしくあれこれ話して盛り上がった。「家のローンは終わって体が健康なら申し分ないじゃないですか」という。そういう価値観かい!とおもったがもちろんそのことには触れず、太宰の入水した玉川上水はあんな浅いところで死ねるのか?とかそのそばにある小説家の洋館は誰のだったか?武者小路?というので、私が真実一路の旅なれど真実鈴ふり思い出すの人だ!というと山本まで名前が出て、二人とも思い出せない。

そんなことをしていると、予定の時間を10分すぎて、さっきの人らしい人が部屋に来て、行きましょう、と言ってあと2人連れて4階の理科室に行った。鍵の扱いを教えてもらう。

理科室で打ちあわせ。時間割の紙をもらい、訂正があるかもしれないので、回収します、と言われる。私の担当がわかったが、何を教えるかは相談して決まる、とのことだった。中学の理科の分野は4つある。昔は第一分野(物理化学)、と第2分野(生物地学)だったが、今は4つに分かれている。私は生物学科を出たが、物理が好きなので、物理をやらしてくれ、と頼むと私と一緒に同じクラスを持つ専任の先生は、私は物理が苦手なので、ちょうどよかった、と話は決まった。予定にないが、来週またくることにしてキッズ業務に向かう。

私の座る座席は職員室の端でいずれ名前の紙が貼られるとのこと。引越し直後のような職員室でこれ以上いても邪魔になるだけなので、早々に引き上げる。事務室に行って給食を注文しようとすると、担当の人がいなかった。その人は新人なので、よくわからないかも、と古参の事務員が言う。よろしくお願いします、とお手柔らかに、という感じでつけ加えた。新人の講師といえども年配の教員なので、配慮した言い方だった。

そういえば、先ほどの国語の新人年配講師は、そこにあった荷物を撮りに来た人に、あんたの教科はなんだ、と上から目線で聞いた。音楽です。と言われると卒業式にはあおげば尊しをやってほしい。あれはいい歌だから是非生徒に歌わせるのがいい、と主張している。初対面の専任の先生に言うことじゃないだろ、と私は思ったが、私もまたこの人と同じジャンルなのだ。くわばらくわばら。

引き継ぎも通じていないし、現場感満載で面白かった。私はどうも学校が好きらしいのだ。喜びも悲しみもいく年月、この現場でやってきただ。水を得た魚だね。昔現役の時はいつ辞めてやるか、と思っていたのに。

バスで三鷹、西国分寺の構内ハンバーグ屋でカルボバナーラセットドリンクはコーラ。

キッズ業務は久しぶりに地獄ブランコをやった。スタッフに早退者が出たので送りなしで掃除をして1時間遅く撤収。

例によってフロメシ轟沈で夜中に起きる。