ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

蔦の芽

買い物

 今日の一句  蔦の芽が目立つアパート今日もある 浮浪雀

 今日の3択。ダーウィンがケンブリッジで学んだのは? 神学・薬学・ぼけ 妻が敬虔なカトリック教徒。そのおかげでダーウィンは神経症だった。そもそもこの時代、薬学ってあったのか?

 午前中はダラ寝をしてしまった。熱はやっと平熱になったが、疲れているのかソファーに横になったまま気がつくと11時を過ぎていた。やって置くべき事はあったがそれに手もつけなかった。やはり心身疲れているのか。この2月は珍しく2週間ほど仕事にいかない日々だった。それで退屈するかというとそんなことはない。2月の光が窓から入ってくるのを漫然とみているのは悪くない気分だった。頭の中では、george girl などという60年代のポップスが勝手に流れている。60を超しての定年時代も仕事漬けで生きてきたが、そろそろ年貢の納め時か。年貢というのは上納する1年分の税のことである。生きている限り納め続けるものだが、それを納めなくてもいいということは生きていることが終わるということだ。観念しろ、ということである。

 午後になって、懸念事項の巡業公演関係のデータベース入力作業を復活させた。エクセルにある事項を入力するという単純作業。1行分入力するとデータベースのカードが1枚できる。これが120行ほどある。1行文入力するのに4分ほどかかる。全部で480分、8時間である。だがこちらは機械ではないので、30分も過ぎるとすぐに飽きてきて誤入力が増える。40行ほどやって、もういやになってやめた。買い物にOKまで歩いて行った。1時間ほどである。

 帰宅後、冷凍焼きそばを解凍して夜食とした。妻がまだ復活していない。1時は救急車を呼ぶのか、と思って覚悟したがそんな事態には進行しなかった。とりあえず一安心である。これを機会にパルスオキシメーターも購入した。OMURON製で1万円ほどした。この製品はあと2バージョンあって、1万円ずつ高くなっている。仕様を見るとブルートゥースでモバイルフォンにつなぎ記録できるように機能がついている。検出部分の性能は変わらないと判断した。妻には喘息があり、喘息は気道の収縮なので酸素不足になる。その測定に使えるからコロナ騒ぎが収まっても無駄にはならない。酸素吸入装置も家庭用があれば備えておくのもいいかもしれない。

 さて腹加減も収まったのでドラマでも見るか、とおもってTVerをつけた。徹子の部屋は山本リンダだった。もう72である。さすがに首筋の老いは隠せないが、なんだか背の高い異様な生き物だった。人のこといえない、山本リンダ同様私も異様な生き物になっているはずだ。鏡を見なければ、心は永遠の16歳なんだが。狙いうち、を歌ったが、途中黒柳徹子にマイクを向け、ワンコーラス歌わせていた。黒柳徹子はもう90である。それがワンコーラスうなった。すさまじい、いやすばらしい番組である。次に門脇麦のアスペルガードラマをみようとiPadで画面を開いたが寝てしまった。

 気がつくともう11時も半分過ぎていた。また寝てしまったのである。まだ本調子ではないのか。それともこれはいつものパターンだった気もする。ただ仕事もしていないのに寝落ちしてしまった。こうした切迫したすることのない日は映画でも見に行って、そのコメントを書くのだ、と現役時代には思っていた。その時はやるべき事ばかりで時間がないと思っていた。考えてみるとそれはまだ気力体力が充実していたからだ。いまやその時間を作れる時になっても、時間埋めの作業をするばかりで、外へ出て映画を見にいくという気分にならない。外には自分がするべき面白いことがありそこに意味がある、と思えない。5年前ほどになくなった高校時代の同級生がしみじみ言ってた、おっくうなんだ、という声がした。その通りである。

 とはいえ、わずかに残っているやる気をしぼりだしてこんな無駄作業しているから因果なものである。