ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

寒月

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今日の一句 寒月や竹藪焼けたや告げんか  浮浪雀

 土曜日はbeの人生相談。もう結婚して子供のいる長男に湯上りで片付け物をしていて下腹部を見られてしまった。それ以来長男が口を聞いてくれない。つらい。どうやって謝ったらいいのか。夫に話してもそのことで俺に話しかけるな!と言うばかりで相手にしてくれない。回答者。それは長男が子供すぎる。大人の対応をしてほしいところ。夫もあなたを無視している。つまりあなたは孤独。それがあなたの問題。相手の混乱に形を与え、問題を整理して慰めようとしている。今回の答えはなかなか良かった。

 巡業公演のまとめをしなくてはいけないんだが、それにはとりかかれず、QUORAなどだらだら読んでしまった。孫姫の誕生日だが、父親が先週の日曜日にコロナにかかってしまった。それはすぐに母親に感染し孫にもかかった。いままでアホ犬ギル男が怖くて友達を家に呼べなかったが、今回は犬を預けることにして誕生日パーティを計画していた。それもおじゃんになった。家族3人して籠城生活をしているので、ケーキを届けることになる。交通費を使っていくのだから、つでいに映画を見に行こう。夕刊の映画評に載っていた。イニシェリン島の精霊。

 吉祥寺で予約していたケーキを受け取って品川の駅中で昼食になるものを買い込んで、バスに乗って娘一家のマンションに行く。部屋の前まで行って電話をして濃厚接触者になるわけにいかないので、ドアの外に品物を置いてくる。孫は窓のカーテンを開けて元気だった。犬のリリ子がわんわん騒いでいた。そこからまたバスで品川ー神田と移動した。映画開始まで30分ほどある。神田駅前のはなまるうどんで昼食。時間ちょうどに映画の始まりに間に合った。

 ★4。大変寓意性の強い映画である。宗教的と言っていい。人物の描き分け、音楽の使い方、役者の存在感、いずれも一級品。映画として完成度が大変高い。これじゃあ民族間の紛争が治るわけがない、という諦念、しょせんセイヨ-人とは理解できない、というもやもやした感情に襲われる。ライトハウスと似た人物描写だなと思ったりする。

 きた道を同じように辿って三鷹、買い物して帰宅。