
今日の一句 掛稲の景色ドイツで大評判 浮浪雀
外見のことをいう「みてくれ」語源は? 体のくびれ・日暮れ・見てほしい 言葉そのままだった。今月は当たらないことが多い。勘が鈍ったようだ。
今日が巡業公演。早めに行って、野方駅付近を散策。気になったラーメン屋が2軒。そばやが一軒。この前を目をつけたうなぎ屋は大正解。うな丼2200円だが、ついにうな鐵を超える店を見つけた。野方は古い中央線文化が残っている。写真のY字路に囲まれたゾーンはシャッタ店も多いが、風情がなんとも言えない。昼間は12時からという店も多い。あと目立つのが韓国料理。それも大衆店である。小さな飲み屋も多い。居酒屋ではない。
巡業公演は、まず流したという感じ。なかなか難しいところだ。プログラムが相手校にあっていない。中学2年のときに地元中学で教えたことのある生徒が欠席していて、多分辞める方向らしい。根が善良だが、回りに馴染めず苦戦している模様。始めに中学であったときもそうだった。私が雑談に入ると最前列にいて「先生授業やらないんですか」という。「君は授業というのはどういうものだと思っているの?」と聞くと「先生が黒板に書いたことをノートにきちんと写すことです」という。真面目な子だなあ、と思っていたら、全く逆だった。もっともこの「授業は先生が黒板に書いたことを」という言葉は職員室に貼ってあった教育委員会のポスターの標語だった。別の進学校でこの巡業公演をしたときに、やはりこの中学2年生のときに私の授業に出ていた生徒がいた。向こうから声をかけてきたが、こちらは私が覚えていなかった。多分成績の良い生徒だったと思う。
ピンチヒッターとしてK氏が来た。例によってやりたいようにやって、公演が終わったあとで、控室でzoomの練習をした。私がその場でノートパソコンでメールを送って、彼はdocomoのタブレットで受信してzoomの練習をした。帰りに歩きながら、認知症になったときに後見人に自分の子どもを選ぶやり方がある。そのための業者もいる」と言ってきた。K氏はこの10月で80になる。なんだ考えているんじゃん、と思った。
駅へ来るときにバスに二人で乗ったが、さっそく老婦人が席を譲ってくれた。すぐ降りるので、と言って負担にならないように言う。K氏は、いやありがたいと言って相手の言うままにするのがいいんだ、と相変わらずできた人である。私にはこの度量はない。K氏は私の数少ない友人である。
そういえば、zoomテストのときに自分の顔が画面に映るが、その老人ぶりになんだかがっかりする。今はルッキズムと言って外見を気にするのはご法度らしいが、そうもいかないのだった。若い時も自分は顔が悪いから女の子にもてないと固く信じていたので、この方面に関してはいいことなかったなあ、と思った。