八月

善右衛門セット

 今日の一句 八月の濡れた砂もう乾いた 浮浪雀

 東京・天王洲、昔は何と呼ばれていた? 道具の街・倉庫の街・飛行機の街 海のそばだから。ここの倉庫を使ったイベント展覧会は、私の行った限りでは金取り企画ばかりで、ろくなもんじゃなかった。

 国宝を見ようと地元の映画館に行くと、上映1時間前の窓口ですでに席が最前列に4つほどしか空いていなかった。大変な人気である。しかも窓口に年配の夫婦ものらしき人たちが続々と押し寄せている。翌日の同じ時間帯を予約する人が結構いる。私は諦めて、up linkの上映作品を見に行った。時間に合うもので見てもいい作品は見当たらなかった。仕方なく、また戻って、まだ1時間以上、上映までに時間的な余裕のある鬼滅の刃の席を確保。こちらは十分空席があった。そもそも鬼滅は初動の動員数を確保するべく、上映席をほとんど鬼滅に当て、他の映画をうち切りにした。この映画館でも国宝は11時15分からの1回のみだった。数稼ぎのふざけた設定である。上映回数を上映館で独自に決められないのか。ここなどは鬼滅を国宝に当てれば、収益は増えると思われる。すぐにAIが導入され、もっときめ細かい上映設定ができるようになるだろう。

 時間潰しにジュンク堂へ行く。文学関連とコミック関連を見ると時間はすぐにたつ。コミック関連は端の別室コーナーにまとまっている。出版社別・作家別・ジャンル別に集めてあってなかなか見応えがある。ネットでの検索ではこうはいかない。その上、見本冊子で10ページほど売り出し作品が見られるようになっている。出版社別ではジャンプ勢力が圧巻で、オンラインでやっている作品のほとんどが集英社であった。当然ここがコーナーの入り口となっている。次が講談社・小学館ときて少女漫画の後に青年誌がくる順番だった。いずれもネット・映画とのタイアップ作品が目立つ。

 作家コーナーでは、手塚治虫・横山光輝・水木しげる・藤子不二雄(もちろん、AとF)など往年の巨匠が並んでいる。赤塚不二夫が目立たないのが寂しい。ギャグ漫画は時代性が強いのかもしれない。梅図かずお。宮崎駿などの地元作家は入り口付近に特設コーナーがある。最後がサブカル系としてマイナー作家が並んでいる。つげ義春の対談集が出ていた。これはまだまとめて読んでいなかった。手にとって見るだけにしておく。おく場所もないしお金も使えない。壇蜜と結婚した清水とおるの作品もここにある。

 時間を潰せたので、次は昼メシの問題となる。エスカレーターで地下1階まで降りて店を物色する。はま寿司に行列ができている。この回転寿司は結構高い。それが行列なので、不景気とかなんとか言っているがそれは全国民的なもんじゃないだろ、と思ってしまう。中華の餃子房もすでに満席で仕方なく空席のあるそば屋善右衛門に入る。セットメニューの冒頭にある小カツ丼冷たいそばセットを頼む。そばだけでも良かったな。

 いい時間になったので、鬼滅。画面は相変わらず、すごいが戦いの途中で人情能書が延々と入るので、勘弁してくれーと思う。空間が転移する無限城なので位置関係もはっきりせず派手な画面のわりには肉弾戦の醍醐味が薄い。鬼滅のいいところは味方がどんどん死んでいくところで戦いがガチだと思わせるところである。勧善懲悪の予定調和が破綻している。★3つ。

 帰宅してipad だら見して、この記録をつける気がなくなった。