丸の内TOEI

 今日の一句 はげしくも異人行き交う春の雨 浮浪雀

 日曜日。半分青いを4回分見て、スクーリング。東西線で寝て浦安まで行ってしまった。2駅もどる。2コマ、5人相手に順調に飛ばして、撤収。名簿とか出席簿とかいろいろ準備してあって助かった。丸亀釜揚げうどん。日本橋ー銀座ー丸の内TOEIで、天国と地獄。1500円。2階席でみた。今はなき新宿文化劇場も2階席だった。館内は客多くごったがえしていた。年配の人が多かったが、映画オタクの若い人もいた。

 黒澤明、三船敏郎、仲代達矢、天国とは鎌倉の丘の上にある三船の住宅で、地獄とはインターンの犯人が住んでいる3畳のアパートの部屋のことである。地獄の住民が天国の住民の弧度を誘拐して苦しめるという社会派のドラマである。しかし60年経ってみると古色蒼然、黒澤がきっとこだわり抜いて作り上げた現代風俗は、かえってリアリティをうしなっている、クロサワの頭の中にある雑踏、ヒロポン患者、刑事である。もちろん取材しているんだろうが、あらかじめ方向づけられた取材だと思える。時代劇だとこのこだわりが生きている。

 劇場は天井を見ても音響に配慮していて、負担の少ない音だと思った。今のホールデジタルぎんぎんのものよりよほどいい。スピーカーは変えてないのかもしれない。久しぶりに映画館で映画を見て出てあと、あたりのものが新鮮に見えてくる、あの感じがしていた。

 有楽町ー東京ー三鷹、と帰ってきた。また半分青いを見て、片付け。