夏の果(はて)

駅前

 今日の一句 連日の後期高齢夏の果 浮浪雀

 通信制高校の学校説明会。今年初めて模擬授業をするのでその担当をしてほしい、と頼まれた。いつもやっていることを説明会に来てくれた中学3年生にすればよい。7組の希望者があった。皆保護者同伴である。中学校の説明会だから保護者同伴は条件ではない。3人座れるテーブルが15脚、横長に広い教室。一組欠席されて受講者は13名だった。

 12:15集合、12:30校内見学、13時学校説明、1340休憩、13:45模擬授業、14.18授業終了、個別面談。解散。私は模擬授業が終わったころで撤収した。模擬授業の内容は。科学と人間生活である。これは3年前は担当したが、今年は担当していない。教科書に沿ってレポートの記入方法を説明する。途中雑談を挟みながらレポートをつくっていく。プレゼンの準備はあるが、ホワイトボードに水性ペンで書き込んでいく。昔ながらの授業スタイルである。

 レポートと教科書の該当箇所のコピーは2日前にメールで送られてきたが、始めて見るものである。一応自分で解いてみた。2カ所ほどすぐにわからないところがあったが、当然回答できる。不明箇所はアーキアのところでこれは古細菌のことで20世紀の後半に発見されRNAの解析技術よって分類上の位置づけが提唱され、現在でもさかんに新発見が行われている分野である。当然私の学生時代は習っていない。20年前はまだ教科書に載っていなかった。

 予習が満足に行えなかったので模擬授業はうまくいかなかった。あとで確認したら私が話したことはレポートNO1とNO2の全体を不十分にまとめた形のものだった。しっているからいいだろう、ではなくやはりきちんと調べていかないといけない。20年ほど前、高齢の予備校講師の講義を聞いて、こういう老人になってはいけない、と思ったことがあるが、私がそういうものになっているのではないか。まだまだ仕事をできるとおもっているが、皆それを言い出せないだけで、仕事は満足にできていないのではないか、などと帰りの電車の中で反省した。

 帰宅後、このまえ削除してしまったエクセルの表を作り直す。パソコンのゴミ箱やtimemachineを見たがわからなかった。疲れて寝る。2時半頃起きる。

 南海トラフ巨大地震注意報が出たので、娘は帰省(名古屋方面)を保留している。それでケージまで準備した別邸ペットホテルは休業中である。これもここ数年なかったことだ。変化のシフトが始まっている。