山ざくら

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今日の一句  山ざくら男もすなるニキの菓子  浮浪雀

 土曜日はbeの悩みのるつぼ。50代女性。娘息子が自分を 相手にしてくれない。昔夫が地方に転勤になって、家族で暮らそうと一緒に行くことを求められたが、自分も総合職で仕事を失うわけにはいかないので、夫は単身赴任、そのこともあって離婚。仕事が忙しく母親として満足に子供たちを相手にできなかった。幸い父母が面倒見てくれた。その結果だろうが寂しくて仕方ない。(とは書いていなかったが、そういうことだ)どういう心持ちでいたらいいのか。

回答者は美輪明宏大先生。これは難しい問題だが、シェアハウスにいるつもりで付き合ってみたら、どうだろう。子供たちを育ててくれた父母をよく見送って、お手本を見せれば子供たちもあなたを無視できないかもしれない。といった返事。しかし母親という仕事と総合職という仕事の両立はよほどの能力がなければ不可能ではないか、などと思ってしまう。仕事をとったので、子供は諦めるしかないのではないか。

 山田洋次のエッセイは、ドラマとは何かを演劇から学んだという話だった。やはり人間のいる現場で掴んだものが基本だ、という話であった。

 巡業公演関係のメールと連絡。この土日がすぎるとしばらく業務づけになる。

 吉祥寺に出て、新しくできたうどん屋。肉うどんを頼んだが、これが牛丼の米がうどんに変わってつゆだくざんまいの優れものだった。汁まで完食。この店は以前は外人観光客相手の回転寿司屋だったが、コロナの影響で店をたたんだようだ。それでなくても吉祥寺は地価が高いので、店はクルクルよく変わる。

 BLUE GAIANTSを見た。原作はビッグコミック。ジャズの映画だが、努力友情勝利のジャンプアニメだった。最近は努力が省略されているが、このドラマの主人公のテナーサックス奏者も3年間の個人練習でのし上がっていく。ドラムも3ヶ月でステージにあがってしまう。ピアノ奏者は4歳からやっているが、彼の演奏はけちょんけちょんに貶される。話は余分なことを全部カットして、このバンドが成功していく骨太のストーリーで一直線に進む。省略の仕方が大変うまい。恋愛も絡めない。友情勝利の話である。なにより音楽が素晴らしい。アニメだから表現できる演奏シーンもある。★4つ。最近みた作品では出色の出来。

 ヨドバシでノートインク修正テープと文房具小物関係を購入。インクは注入式をやってみたが、安いだけで総合すると純正を買った方がストレスが少ない。メシ寝る。

 そのまえは、天心のボクシングのデビュー戦をamapraのライブで見た。これは筆者A氏のライン情報である。自分が見たもの読んだものを教えてくれる。自分が経験したものを人と分かち合いたいのか。作品を介して人と繋がっていたい、ということなのか。天心は判定3-0で勝った。パンチが弱いのか相手が打たれ強いのかKOはなかった。