春の鳥居

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今日の一句  石段の真上に春の大鳥居  浮浪雀 

 今日は早くに出かけたので、恒例の三択記憶はなし。8時前には家を出ていた。三鷹駅8時すぎ東京着8時半すぎ。ここで合流者を待って、9時すぎに浜松町に出発。船は竹芝桟橋から11時に出港である。同行者は妻と妻の友人4名。私は職業柄、引率の習慣で先頭に妻が進み、妙齢のご婦人4人組を挟んで私が最後尾を占めた。「おばさんたちの監視ですか」と軽口を叩けるほどの関係である。

 24時間で父島二見港に到着する。戦中泊一泊だが、四十七年前に初めて小笠原高校に赴任した時は44時間かかったので、船中2泊であった。船も父島丸千トン少しから、今日の船は一万トンを超える小笠原丸三代目である。寝室は二等寝台という下から2番目のランク。60cm四方の長さ2mの四角い箱が一応の寝室となっている。一番下の客室は雑魚寝の最下層のデッキである。最低皆を一階とすれば最上階はスイートルームの7階で船の客室は値段によってランクが違う。格差社会そのままの構造である。東京湾を出ると外洋に入り、電話の電波は入らないんので、wifiはない。そこでnetflixとamazon primeから落とし込んだビデオを見た。

老後の資金がありません! ★3.5  天海祐希がなかなか役者をやっていた。        燃えよドラゴン! ★4 ブルース・リーの表情と怪鳥音が特筆もの           漁港の肉子ちゃん ★4 有り体のお話だが、主人公の娘の心情もよく描けていた。    鹿の王 ★3.5 ナウシカが上だとどうしても思ってしまう。ユパ様!          蜜蜂と遠雷 ★3.5 音楽モノに駄作なし。曲が古典派以降で馴染み薄いがそれでも納得。ただ、作り込みすぎたと思う。高速度撮影の水滴とか馬とか。こういうの私は引けるんだ。

 2時間もの5作品見て、時折デッキに出て太平洋を眺めた。