ぱーこシティ(令和版)

18年続いて来たぱーこシティは、ついに元の場所に還ることをやめました。

布団

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今日の一句  布団で眠れる大きな幸せ 浮浪雀

 今日の朝のルーティンは月曜日なのでない。地下鉄の中で阿刀田高の「鳥」を読んだ。恐怖小説と銘打ってある短編。自分は鳥だと思っている男の話。会話体で小説は進む。この男自身の話からかれを知っている人の話に移る。そのようにしてかれについてさまざまなことがわかってくる。主人公がいじめを目撃してもそのことを糾弾することはできず、自分もいじめに加担してしかもそのことを苦しんでいる、という設定にしてある。ベストセラーは他人が読みたい話を提供することに成功した小説である。するとこの心性が多くの読者にあるという計算が作者にあったことになる。いじめた人間、いじめられた人間、それは結局少数だ。多数派はこのように消極的に加担し、そのことを苦しく思っている人間なのだ。

 時間より10分前に授業の部屋に行く。鍵がしまっている。あちこち連絡したが、結局鍵当番がいつもより遅く着ただけだった。1コマやって、一駅電車で移動して、レポート採点、もう一コマやって、午後に補習になるかもしれないことが判明。近所のラーメン屋で塩ラーメン。★3.5。細麺で好みだが脂分多くご飯が食べたくなったが、堪えた。補習予定の生徒は登校せず、2時15分に新しく転入した生徒一人を一コマ。途中で終わる。

 電車で寝て帰宅後、レポート採点の一覧表に記録と照合してハンコを押す。採点1件300円。内職感がでてなかなかよろしい。フロメシで轟沈。10時過ぎに起きる。